表示モジュールの梱包は「箱に入れるだけ」ではない
~日本向け輸送・納入で考えるLCD・タッチパネルの梱包設計~
液晶モジュールやTFT LCD、タッチパネル、カバーガラスなどの精密電子部品では、製品そのものの品質だけでなく、お客様の受入時までその品質を維持できるかという視点も重要です。
工場出荷時には問題がなくても、輸送中の振動や衝撃、湿気、静電気、積み重ね荷重などによって、傷、欠け、FPCの変形、異物付着などが発生する可能性があります。
そのためUNIDISPLAYでは、日本向けを含む製品出荷において、製品特性や輸送条件、お客様の要求を確認しながら、適切な梱包仕様(Packaging Specification)を検討することが重要だと考えています。
製品によって異なる梱包上のポイント

例えば、LCDモジュールでは表示面の傷防止に加え、FPCやコネクター部分の保護、静電気対策が重要になります。
タッチパネルやカバーガラスでは、表面処理や印刷面を保護するとともに、ガラス端部への集中荷重や部品同士の接触を避ける必要があります。
そのため、製品に応じて次のような梱包部材を組み合わせます。
・保護フィルム・セパレーター
・Tray・仕切り材
・防静電袋・内袋
・緩衝材
・乾燥剤
・内箱・外装段ボール
・Label・Lot No.表示
・必要に応じたPallet、Stretch Film、Bandなど
これらは一律に使用するものではなく、製品サイズ、重量、表面仕様、数量、輸送方法、輸送距離、保管条件などに応じて選定する項目です。
梱包仕様は、お客様と確認しながら決める

梱包は「丈夫であればよい」とは限りません。
過剰な梱包は、材料費や輸送費、開梱作業、廃棄物の増加につながる場合があります。一方、簡易すぎる梱包では、輸送時の製品保護が不十分になる可能性があります。
また、日本のお客様向けでは、単箱数量、Trayへの収納方向、Label表示、Lot管理、外箱寸法、Pallet積載方法など、受入工程や社内物流との関係から個別の指定がある場合もあります。
そのため、UNIDISPLAYでは特定の梱包方法をすべての製品に固定するのではなく、製品仕様とお客様の要求を確認し、必要に応じて協議のうえ梱包構成を設定することを基本としています。
梱包も品質管理の一部

表示モジュールの品質管理は、完成品検査だけで終了するものではありません。
製造された製品を、どのような状態で梱包し、輸送し、お客様へ届けるかまで考えることも、量産品質を支える重要な要素です。
UNIDISPLAYでは、LCDモジュール、TFT LCD、タッチパネル、カバーガラスなどについて、製品仕様、数量、輸送方法、納入条件を確認しながら、梱包仕様についてもお客様と相談しながら検討します。
梱包は、製品を包むためだけのものではなく、製造品質をお客様の受入工程まで維持するための設計の一部です。
日本向け製品の輸送梱包、梱包仕様、Tray構成、防静電対策、緩衝材、Lot表示、Pallet輸送などについても、お気軽にご相談ください。